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舞台『吸血鬼すぐ死ぬ』全公演終了!感想!
ブログ、お待たせしました!
書きたいことがいっぱいで時間かかった!
舞台『吸血鬼すぐ死ぬ』
無事に全公演終演しました!!
ご観劇くださった皆様
応援して支えてくださった皆様
本当に有難うございました。
いや〜〜〜
無事に終わりました!
原作ファンの皆様も、砂とか舞台でどうやるの?と、思っていたことでしょう。
私も出演が決まった時、どこまでやれるんだろうか〜と、色々と考えていたのですが、色々やりましたね!!!!!!!
本当に色々やりました!!!!!!!
というわけで、このブログでは役作りについて書いていくぞ。
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黒子(キックボードのガキの母)
言わずもがな初っ端。
ドキドキ感も去ることながら、この舞台がどんな舞台であるか…まず最初の雰囲気って大事じゃないですか。
だから、「息子が帰ってこないんです…」という、この作品はすごくシリアスで、お客様が「もうとんでもないものを観にきてしまったんだな…」と、背筋が伸びるような第一声を心掛けました。
その後出てくるのクソガキなんですけど(笑)
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◾️黒子(観光客)
モブ楽しいフィーバータイム。
台詞にないのに勝手に「バイバイ」って言って捌ける子供になってた。
マリアとタビコは声を低めに作っていたので、ここが唯一の地声です。
稀にドラルクが「はい、バイバイ☺️」って優しく言ってくれるレア回がある。
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◾️黒子(メビヤツ)
みんなで心を一つにドラルクを攻撃するぞ!
何気にタイミングを合わせるのが難しくて沢山練習しました。
目からビーム出すやつのタイミングむずい。
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◾️黒子(OP前の砂どうぞの人)
ドラルクが砂になる大事なシーンです。
どうぞ砂をおかぶりくださいという気持ちを込めて、頑張って出ハケをしました。
ここで出トチったら怒られるぞ〜ってな気持ちですごく気合を入れて集中していましたね。
砂どうぞの指先に込める魂よ。
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◾️黒子(セロリダンサーズ)
セロリを持って踊ることは…
この先、一生ないと思う。
OH-SEさんの振付踊れて嬉しかった〜🌟
「ジャズダンスっぽく踊ってください。ジャズダンスじゃないけど」
という言葉にめっちゃツボってしまった。
ジャズダンス風味なセロリ
振付のOH-SEさん!!
Y談おじさんカッコ良すぎるな
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◾️マリア
老若男女問わず「かっこいい!好き!」となる女性っているじゃないですか。
そこを目指しました。
ヒールで露出多めセクシーな服装。
見た目に女性らしさがあるので、動きの中に可愛らしさは不要。
とにかく動きは大きく、だけど、ポロリだけはしないように…(笑)
立つ時は脚を開く。歩く時は大股。
手の位置や大雑把に見えない加減など。
稽古動画を見返して色々と調整しました。
ある意味、男装していた経験も役立った!
詳しくはFC限定に書く!
実は衣装チェックの段階ではアクション無しとのことだったので、衣装に響かないよう、肌着をコルセットにしたのです。
しかし!
いざ台本を開くと「マリア派手なアクションで熊を倒す」と書いていて目が点になった(笑)
ヒール+コルセットで大胆に動けるようにアクション練習して工夫したり、佇まいや見え方の研究をしたのも良い思い出です☺️
本当はね
熊殺しという名の通り、熊と戦うバチボコのアクションがあったんです!
ただ、ご覧くださった方はご存知の通り、熊がね…思いの外、可愛くて戦闘向きじゃなかったんですよ🐻(笑)
というわけで、最終通しで急遽シーン変更に!
結果、熊を追いかけて武々夫に一言言って去るというシーンになったのですが、
好き放題にアドリブを言って武々夫が返してくれる返事を次の準備に向かいながら袖で聞くのが楽しみでした🌟
配信に残っている「BBQみたいな服着やがって!」というアドリブは、完全に感想です(笑)
ちなみに熊とは、互いに早着替えだったこともあり、袖で「もうそろそろ出番だよ!」と、合図して頑張っていました🐻✨
今回、私はアクションが初めてだったので、またいつか機会があればアクションやりたいな〜!
銃を撃たずに打撃する道具みたいなアクションで面白かったんだ!(多分、今後アクションをするとしても銃で殴ることはあまり無いだろうな)
本当は仲良し熊ショット🐻📸✨
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◾️タビコ(靴下コレクション)
やり過ぎてるけど…やり過ぎない。
カッコよくスマートに、だけど絶妙に気持ち悪いギリギリのラインを攻めました。
初手が大事。
ファーストインプレッション。
靴下コレクションという強烈な印象に甘んじてはいけないと思い、稽古場でまずやってみたこと。
靴下を思いきり吸い込んでむせる。
原作にある描写なわけじゃないけど…
3次元のタビコならそれくらいやらないと…ただの靴下大好きな人で終わってしまう。
タビコは靴下を奪って満足するだけの人間じゃない。
そんなのタビコに失礼だ。
というわけで、あのような演技プランで挑みました。
如何だったでしょうか?
皆様の心に絶妙な気持ち悪さと清々しさが残っていたならば、私の中では大成功です。
個人的ポイント
物語上できないけど
・ドラウスとY談おじさんが出てきたら、タビコなら絶対に隙を突いて靴下を奪いたいと思うだろう…と解釈して、ずっと靴下を見つめ続けていたこと
・Y談が去る時に靴下を奪いたい欲の空振りの手を入れていたこと
・コートの中の靴下を見せつける如く翻し、自分の誇りを見せつけていくこと
伝わらなくても、伝わる人に伝わればいいなぁって(笑)
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という感じで、一つ一つの役を大切に演じさせていただきました!
大きな2.5次元の舞台は初めてで、決まった時は本当にドキドキした。
だけど、私だからこそできるキャラクターを演じたいという気持ちで役作りをしました。
脚本、演出家の村上さん、舞台プロデューサーや吸血鬼すぐ死ぬに関わっている制作陣の皆様
沢山の方に「このキャラってこんな感じでやってみてもいいですか?」「正解が分からないんですけど今のままであってますか?」と、吸血鬼すぐ死ぬを愛する方々にアドバイスをいただきながら作品に挑めたことに感謝しています。
原作を大切にしながら、
ただマリアの格好をした人が出てくるのではなく、舞台を観てくださった方に「マリアって実際に居たらこんな感じかな」と思ってもらえるようなマリアを作れるように意識しました。
勿論それは兼ね役も含むのですが。
上演時間は約2時間。
一人一人のキャラを掘り下げるだけの時間もなく、舞台では「このキャラはこんな感じで、このシーンはこういうノリで」という大まかな枠組みが決められた中で、どれだけ描かれていないことやバックボーンをお客様に伝えられるか。
漫画やアニメのカット割りで見えていない部分が舞台では丸々見えるので、原作を知っている方に「そうだよね!このシーンではこういう立ち振る舞いすると思う!」と、思っていただけるように。
舞台上に出る前からハケ切る時まで役であり続けるという部分をとにかく意識しました。
どの役でも、皆様の心に「現実世界でこのキャラクター見ちゃった!」みたいな気持ちになっていただけたなら幸せです。
さて、まだまだ書きたいことは沢山あります。
裏話や野球拳…‼️
マリア脱ぐのか、脱がないのか、どこまでいけんのか⁉️
タビコへの挑戦🧦✨
舞台裏、早着替え間に合うのか⁉️
ちょっと…
おおっぴろげに言っていいのか…なこと(笑)
しぬステに出演させていただいて変わったこと
思い出話など
はちゃめちゃに長くなるので
詳しい内容はFC限定に載せさせていただきますね!
(今からの加入でも過去の投稿内容(しぬステ含む)が見られるので、是非チェックしてください👀)
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最後に
本番を迎えてからはあっという間に時間が過ぎて千秋楽でした!!
素敵な方々に恵まれて、
しぬステという舞台に携わらせていただけたことを嬉しく思います!!
お客様の温かさ、笑いも含めて完成する舞台。
私も客席から見てみたい、一緒に笑いたいなぁと思うくらいアットホームな会場。
千秋楽なんかもう、「ここの盛り上げは任せて!」と、客席からエールをいただくような力強い笑いをいただいて。
私自身、銀河劇場には客として観に行っていたのですが、あんな光景は初めて観ました!(笑)
私はコロナ禍から舞台女優業を始めた世にも珍しいタイプの人間で、声出しあり、お客様の表情を見ることもできる環境、座席の間隔をあけず、立ち見席まである舞台に立つのは初めてで、
舞台に立つとこんなに熱量と活気があるのか!と、新鮮な気持ちにもなりました。
幸せな時間を有難うございます。
これからもまた皆様にお会いできますように!
頑張ります!
出会ってくれて有難う!
またな🐻✨